ECDIARY / ECD
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商品番号:RMBK-003
2004年9月19日発売
B6変型 192ページ
装丁 石黒景太(ILLDOZER)
¥1,260(tax in)

待望の書き下ろし単行本、ついに刊行!!
ラッパーECDの3ヶ月に渡る日記と読書と音楽と短編小説。


とにかく、いったい、何とひきかえに僕達はこんなに侘しい女性の姿ばかり見せられるハメになっているのか/結局、猫はストレスを感じさせないからいいなあ、とそういうことである/うまくいきすぎると不安になる/先進国でテロが起こらないようにするためにイラクが戦場になっている、と/エロはどこにでも潜んでいる/脚本とか演出とかそんなものに奉仕するだけの役者をわざわざ生の舞台で見たいとは思わないのだった/イラクの人達にもアメリカ大統領選の選挙権を与えるべきだ/CUTするのは気持ちがいいのだ/“片想い”は恥ずかしいことでもなんでもないはずなのに/そんな状態でライヴなどできるわけがなかった/どうせなら“爛熟”してほしい/壁のないところには落書きもない/後から店を出た僕は途中で襲われてレコードを奪われるんじゃないかと、裏通りを抜けて次の店に向かった/ほっといてほしいからこそ、つっぱねようとしているのだ/むくわれないことに不満を感じるのは、最初からその善意は押し売りでしかなかったことにならないだろうか/“操作された結果、自分が利口になったと思い込んでる”こんな恐ろしいことはない/トイレに入ったら便器がキレイになっていた/そして今、街には警官があふれている/二度とこういうところには近づかないようにしようと思う/塗装業者に同じことを仕事として依頼したら一体、いくらの見積りが計上されるだろう/そんな自己犠牲の精神は僕には全くないのだ/パンツ姿の女子高生なんか見たくはない/セキュリティが一番儲かる商売なのだ/人々をつなげるためにあるはずのものが人々をバラバラにしていく/見栄張らないで、近所の公立にやってれば、ガキなんか、朝メシだけ食わせれば勝手に行って帰ってくるのに/今こそ「メーワク」を開放しろ!(本文より抜粋)

「レディメイド・マガジン」を創刊するときに、
最初に頭に浮んだ執筆者がECDだった。
ぼくたちは、と言うのはよそう、
ぼくは音楽や食べることなどの話をするときはひどく饒舌なのに、
それ外のあらゆることを語ろうとする途端、失語症になる。
そんなときECDはよく通る声で喋る。
もちろん彼はぼくたちの代弁者なんかではない。
けれども彼の言葉を読むときのこのぞくぞくするような爽快感は何だろう。
いつも正論を、ときとして笑いだしてしまうほど痛快な正論を吐く男。
誰もが待っていたはずの本だ。

小西康陽