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2000年12月 アーカイブ

2000年12月28日

東京の合唱 / 小西康陽

商品番号:RMEBK-001
2000年12月28日発売
13×9×1cm 函入り 120ページ
装丁 藤川コウ
¥1,680(tax in)

かつて「ブルータス」誌上にて連載され大好評を博していた小西康陽の『東京の合唱』はちょっとセクシーな大人のためのファンタジー。


第一話 俺もそうじゃない
第二話 八時起床、晴。
第三話 レストラン元麻布
第四話 ルームメイト
第五話 O嬢のバーにて
第六話 交感テスト
第七話 築地の宿
第八話 灰皿を盗む
第九話 唾棄すべき男
第十話 ルームサーヴィス
第十一話 雪漫々の話

 小西康陽に書かせた文字の量ではいまのところ世界一の編集者である(はずの)オレは、もちろん彼の文章の大ファンである。彼の文章をずっと読んでいたいから、相手のスキを見つけてはいろいろな注文をつけてきた。ところで、最近あまり彼の文章を目にする機会がないのは、もちろん彼が多忙をきわめているからだろうが、もしかして自分が注文をつけないからなのだろうか。だとしたら淋しい。ちゅうか、もっと頼めよ!他の編集者!!
 いろいろなタイプの名文をものする小西康陽の文章でいちばん好きなのは、現実のようでいてフィクションのような、曖昧な感じのショートショートだ。彼の最初の著作集『これは恋ではない』の冒頭に載っているような。なかでも95年から96年にかけて『ブルータス』で連載された「東京の合唱」(彼は同名のタイトルでまったく違う内容の連載を三度、『スタジオボイス』『ブルータス』『ハイファッション』に書いている)は傑作だし、いろいろな意味で愛着のある作品だ。当時の担当編集者だったオレが、雑誌連載の最終回に欄外で付け足したように第二シリーズを12話ほど書いてもらい、それから単行本にしようと思っていたが、再開をはたせないまま五年近くが過ぎてしまった。そして先日、ご本人から「アレ、単行本にしたいんですが」という電話がひょっこりとありこうして解説めいたことを書いているわけで、何だかちょっと情けない気分である。第二シリーズの予告を憶えている読者諸氏、まことに申し訳ありません。
 さて、連載中のエピソードを書きつらねるのは無粋の極みなのでここではしないが、ひとつだけ。深夜に電話で代筆を命じられた時は心底驚きましたよ、小西さん。酔っぱらってたでしょ?

岡本仁

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モッドイースト / コモエスタ八重樫

商品番号:RMEBK-002
2000年12月28日発売
13×9×0.8cm 函入り 120ページ
装丁 藤川コウ
¥1,050(tax in)

コモエスタ八重樫が「AXIS」誌上に連載していた『モッド・イースト』はミッド・センチュリー物大好きなアナタや、“Wall Peper”の愛読者、そしてインテリアや建築に興味のある人すべてに贈るナイスなナゴミ本。

 私ごとで恐縮ですが、僕は横浜に生まれ、横浜に育ったわけですが、ま、いろいろと複雑な事情もありまして、7歳の時にデザイン関係の仕事をしていた父親と別れ、その父親が東京は南青山の某マンションにて華麗なる独身生活を始めたんですね。時に1967年、まだ銀座線の「表参道」が「神宮前」という駅名だった頃です。母親代わりの祖母の目を盗んでは、横浜から電車を乗り継いで父の住む南青山に足を運んでは、東京のポイント~ポイントをあちこち連れまわされ、ま、子供なりにも自分の視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で「東京」なるモノを感じて来たわけです。あの時代の「東京」に確実にあったあの感じ。それは記憶の奥にぼんやりとあるんだけど、どうにも再生できない。安易に再生すれば「懐しの・・・」になってしまう。一歩間違えれば断崖絶壁のこの領域を扱うにはそれ相当の覚悟がいる。で、この難解なテーマをいとも簡単に(いや御本人にはそれ相当のエネルギーの消費があったでしょうけれど)、スマートに、そしてとびきり「粋」にやってのけたのが八重樫さんその人であったと。ええ。人類の進歩と調和。こうした概念を「進化」ではなく「深化」させる事によって、よりアップ・トゥ・デイトなステージへと昇華させてしまう手腕、センスにはただただ頭が下がるばかりです。この世界に八重樫さんがいる限り、21世紀だろうがなんだろうが、僕の中の昭和は76年、77年、78年と、そのまま未来へと時を刻み続ける事でしょう。イイネ!イイネ!イイネ!

横山剣(クレイジーケンバンド)

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有閑マドモワゼル / 長谷部千彩

商品番号:RMEBK-003
2000年12月28日発売
13×9×1cm 函入り 120ページ
装丁 小西康陽 藤川コウ
¥1,680(tax in)

レディメイド社長・長谷部千彩の華麗な独身生活を綴った『有閑マドモワゼル』は若い女性アンド若い女性を愛するオヤジに読んでもらいたい箴言集(しんげんしゅう)。「Bar-fout!」誌上に連載されていた文章を大幅加筆。

僕がもし女に生まれて来たらやっぱり毎日の様にオシャレをして、
お出かけをし、抱えきれない程の買い物をして・・・・・・。
色々なところで、おいしいものを食し、勿論いっぱい恋もして・・・・・・。
そして若い娘に負けない程の気品と教養にも磨きをかけ・・・・・・。
そんな有閑マドモワゼルな生活をしたいと願う事でしょう。
この世に生まれたからには、世間からどう思われようと、
すべての欲求は満たさなければならないと(たぶん)説く、
有閑マドモワゼルは、シンプルで見事に潔い生き方だと思う。
てな事を想像したりして、僕にはかなり面白く、興味深いエッセイ集であります。

コンテムポラリー・プロダクション
(オレンジ色のにくい奴)信藤三雄

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